Good Challenge! 発達支援の小ネタ

児童発達支援センターで働く公認心理師maryが、こんなのあったらいいなぁと思ったものを自分で作って公開しています。

寄り道はしません その1

保育園からの帰り、かならず寄り道したがります。保育園を出る前から、

パン屋

川(カメを見る)

祖母宅

耳鼻科

母の足の病院

などに行きたがります。

家に帰るなどの予定は朝伝えても(お出かけの場合やお迎えが誰などは覚えているので、家に帰る場合でも夕方まで覚えているはず)、効果なし。

道もあっちがいい、こっちがいい、と指定してきますが、ランダムなので、こちらも予測がつきません。

 

試したこと1

ありませんボード(上司からアイディアいただきました)

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小さなホワイトボードに、帰り道の行き先を貼ります。

1 耳鼻科 2 薬局 3 ありません(ばつ印)

どこにも行かない日は1.2.3すべて ありませんのカードを3枚貼るわけです。

持ち運びする用にコンパクトなサイズのボードです。

絵カードは普段の絵カード(1日の予定)の使い回しなので、すぐ用意できました!

 

最初は効果があったのですが、予定は「あります」と頑なに否定するようになってしまいました。

帰るのが寂しいそうです。

家には忙しく動き回っている母親しかいないですしね…気持ちはわからなくはない。

納得に時間がかかるので、提示された予定を了解できたら自転車に乗ろうね、と時間の余裕は大事にしています。