Good Challenge! 発達支援の小ネタ

児童発達支援センターで働く公認心理師maryが、こんなのあったらいいなぁと思ったものを自分で作って公開しています。

日課を作ろう(スケジュールボード編その1)

子どもが保育園をお休みするようになって、3週間目に突入しました。

私としてはありがたいことに、毎日定時にオンライン朝礼があるので、しっかり朝起きて、着替えてという生活リズムをキープしやすくなっています。子どもも朝礼を楽しみにしていて、画面の前にやってきます。ただ、保育園がある時より、全体に一時間押しです。

 

ここまでは良いのです。そのあと、大人がダラダラしてしまう(ダラダラ仕事をしてしまう)と、子どもは活動が足りず、昼ごはんも遅くなり、昼寝もなかなかせず、下手すると寝ず、最終的にとても機嫌が悪くなります。

 

保育園って素晴らしいです。ちゃんと生活リズムが整うように日課が組み立てられている。

 

うちでも、一日の生活リズムを極力一定にしようと思います。これは普段の土日にのんびり、とかの話でなく、長期戦ですから!

というわけで、日課を作りました。

 

 

 

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生活リズムの維持だけでなく、日課があることで、子どもも見通しを持ちやすくなります。

子どもは朝起きると、「今日はどこ行くの〜?」と聞いてきます。本人もなんとなく、保育園はお休みらしい、ばあちゃんも来ないらしい、遊びにもいかないらしいということが分かってきているようで、外出がないことに文句は言わないのですが、行かない理由は分かっていないので、もしかしたら心の中で「行くかも」と思っているかもしれません。一応、一日の予定を伝えてあげるのは大人のマナーかと思います。例えば、家族で出かける時、お父さんがなかなか起きてこない。本当に行く気があるんだろうか。いつ出発できるのか。お昼の予定ずれ込まないだろうか等々、イライラした経験ありませんか?お父さん本人としては何時までに起きれば大丈夫、と思って寝坊しているかもしれませんが、待っている方はいつ起きてくるかも分からないので、不安になりますよね。子どもだって同じだと思います。一日の予定を暗黙の了解化せず、伝えてあげたいと思います。そして、自分も日課を見ながら過ごす方が、メリハリがあって良いです。

<ポイント>

・ 終わった活動は、牛乳パックの中に入れていきます。なにせ物資不足なので、その辺にあるものをフル活用しています。

・ マグネットで作ってあるので、順番が変わった時にもすぐ変えられます。変えるところを見せて、子どもには「予定は変更することがある」ということを教えていきます。

・ ちなみに、今日は天気を確認させ、「雨」なのでお外には行かないことを一緒に確認しました(一緒に工作して遊びました)。一日のスケジュールを全て伝えておかなくても過ごせるお子さんは多いと思いますが、いわゆるイヤイヤ期では、いつものことがなくなった時、順番が変わった時に「イヤイヤ」が発動することが多いように思います。その予防のために、このようなスケジュールボードは有効であるように感じています。

・ 今日も早速交渉に使用しました。お昼ご飯の後に、子どもがおやつを出せというので、「今食べたらお昼寝の後のおやつはなし!」と言っておやつカードを外しました。それを見て、よ〜く考えて、今は食べないという結論に自分で導いていました。言葉だけのやり取りも一応できるのですが、見える化すると腑に落ち方が違うように感じます。

・ 大好きなばぁばに会えない。これが多分一番辛い。みんなのメンタルヘルスのために、テレビ電話を日課にしています。*「ばぁば」は適当な絵がなく「校長先生」の素材を流用しています。

・ あと、体操も日課に。これなら雨が降っても体は動かせるし、当面整体にも行けない大人の肩こり対策にも良いです。さくらんぼ体操とかディズニー体操とかはとぽっぽ体操とかやっています。主に踊るのは母で、子どもは全然できません(2歳過ぎまで、保育園で体操が始まると逃げていました)。毎日園でさくらんぼ体操やってたはずなのに(しかも3年目突入)、本当にできません。信じられないくらい、できません。

・ イラストは、ドロップレットプロジェクトさんから。http://droplet.ddo.jp

 

ちなみに、我が家では、このスケジュールを導入する前から、スケジュールのシステムを部分的に使っていました。

・ 朝の身支度 2歳ごろ〜

・ 歯磨きの手順 2歳2ヶ月ごろ〜(歯医者に通い始めて)

・ 保育園の送迎は誰? 2歳ごろ〜

これを10ヶ月やってきているので、スケジュールボードの見方はバッチリマスターしています。最初から、一日の予定を教えようとすると大変なので、短いスパンで終わるタスクからスケジュールを導入するとやりやすいように感じています。この辺りのことは改めて書きたいと思います。